見栄を張るための浪費とパチンコで借金210万円。借金問題が会社にバレそうになったので行った債務整理

2018年1月9日

クライさん(31歳 会社員 男性 福岡県)からいただいた債務整理体験談です。

家賃の支払いをするために銀行のキャッシングを利用したクライさん。

簡単にお金が手に入ることに味を占めたクライさんは借金を繰り返すようになり、パチンコや浪費のためにお金を使うようになります。

借り入れ箇所も増えていき、銀行系だけでなく消費者金融にも手を出すようになってしまったクライさんの借金は210万円に膨れ上がってしまいました。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:クライさん(仮名)
性別:男性(31歳)
職業:会社員
地域:福岡県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:パチンコ・浪費
債務整理時の借金総額:210万円


麻薬のような快楽を与えてくれる借金に苦しめられた体験談

私はもともとお金に対してだらしのない性格の人間です。

事の始まりは、大学を卒業して一人暮らしを始めた際に家賃引き落としの口座設定が上手く出来ておらず、最初の家賃を当時作ったばかりの福岡銀行のキャッシングを使って家賃を払ったのが借金の始まりだったと思います。

これに味を占めた自分は「お金って簡単に借りれるんもんだな」などと軽く考えてしまい日々身の丈に合わない浪費を繰り返していました。

パチンコと見栄を張る性格が原因で借金が増大

その大部分を占めるのがパチンコでした。

休日のたびに毎回少なくとも2~3万は使っていたと思います。

また、私自身見栄を張る性格がかつてあり、大学時代の後輩に奢ったり友人の結婚式では相場+αの金額を包んだりしていました。

しかし、そんなことをしていてはお金が足りるはずもなく、気が付いたら銀行系だけでなく消費者金融などにも手を出してしまっていました。

見栄を張るための浪費とパチンコで借金210万円

消費者金融から裁判を起こすという書留が届き債務整理を決意

お金は借りられる時は良かったものの、限度額一杯になるとただただ返済だけのする毎日になり、いつも返済のことばかり考えてしまうようになりました。

そして電話にも出ないでいると、だんだんと会社にも電話がかかってくるようになり、それを上司などに不審がられるようになってしまい、このままでは本当にまずいと思っていました。

そのような日々が続いていましたが、ついにその中の一社から裁判を起こすという書留が裁判所から届いてしまいます。

もうダメだと思ったのですが、その時頻繁にテレビCMをしていたアディーレに目が留まり、わらをもすがる思いで相談に行ったのが債務整理の始まりでした。

弁護士に相談して任意整理で借金問題を解決へ

私は福岡在住のため福岡市内のアディーレ事務所に出向き借金の相談をしました。

本音を言えば特定調停や自己破産までして借金を無くしたいとも思ってはいたのですが、借り入れ期間が短いことと年齢の関係もあったので、それは早々に諦めており、金利カットなどを主に行う任意整理で話を進めてもらうようにしました。

その中で弁護士の人に借金の内訳を伝えつつ出した結論としては「銀行とモビットはそのままにしておくこと」「他のところは出来るだけ返済額が少なく済むように交渉してみる」との事でした。

前者に関しては銀行はどれも金額が少ないので返せない額ではなく、他社の金利カットなどで返済が減った分を繰上げでこっちにまわした方がいいと言われたこと、そしてモビットはすぐに訴訟を起こすことが多いのでこれも毎月返していったほうがいいと言われました。

借金の額を減らせないのかと少しがっかりしましたがその分他の消費者金融系の借金は利息カットとなり、支払額も結果的に月7万弱から月4.5万程になり2万5千程支払額が減ったのはありがたかったです。

そして何より毎月矢のようにかかってきていた電話も弁護士のおかげでかかってくることがなくなったので個人的にはこれが一番ありがたかったです。

おかげで仕事でもミスが減るようになり、収入も増やせて最終的に繰上げで早期返済が出来たので本当に良かったと思っています。

他人事だと思っていた借金が原因の自殺

借金返済後ですが、今も私はその会社で働いています。

借金という大きな重しがなくなった分本当に毎日が楽しいのですが、時々もしあのままだったらと思うと怖くなることがあります。

自分はこれまで借金で自殺するなどというのは心の底で自分には関係ない、所詮ドラマとか映画だけの話だと思っていたのですが、自分の体験からあのような事はだれにでもあり得る事であるということを痛感しました。

弁護士に相談していなかったら自分もと思ってしまうのです。

借金をしていた時の精神状態

また、借金をしている時はひたすら逃げの毎日でした。

朝起きたら借金0になってないかなとかしょうもない現実逃避をしていました。

しかし、借金は返さない限り無くなりませんしむしろ利息が増えていくだけです。

もし苦しんでいるのであれば一日一秒でも早く専門家に相談することをおススメします。

黙ってて良くなることは絶対にありません。

一時的に快楽を与えてくれる借金は覚醒剤

最後に、借金というのは今思えば覚醒剤のようなものであったと思っています。

一時的な快楽を得るためにその後に何倍もの苦痛を受けないといけなくなります。

逆を言えば一時的に苦痛を受けていればその後は何倍もの幸福が得られるでしょう。

そしてその苦痛を取り除くには自らの力で出来る人は少ないと思います。

それが出来ないから苦しいのです。

だからこそ苦しんでいるなら早く行動する、弁護士に相談する。これに尽きると思います。

クライさん(31歳 会社員 男性 福岡県)


クライさんの借金内訳と債務整理後の状況

クライさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:210万円
カードローン・キャッシング:
福岡銀行カードローン:15万(内キャッシング10万)
西日本シティ銀行:20万
三菱UFJカードローン:30万
消費者金融:
プロミス:58万
モビット:20万
アイフル:30万
じぶん銀行:30万
借金開始から債務整理着手までの期間:約3年

債務整理後の状況

残債務:180万円
返済計画:(期間)約3年(返済)月45,000円
債務整理に踏み切った理由:
上記の金融会社のうちの一社から訴訟を起こす旨の書留が家庭裁判所から届き、それを寮の先輩に見られ、会社に借金がばれそうになったため。
債務整理をした時期:2012年4月頃

絶望と現実逃避を繰り返していた日々から開放してくれた債務整理

一人暮らしの家賃の支払いを銀行振込に設定していたクライさんですが、引き落としが上手くいかなかったため銀行のキャッシングを利用します。

そこで借金を終わりにすればよかったのですが、簡単にお金が手に入るという快感に味をしめてしまったクライさん。

パチンコをふる軍資金を得るためや、見栄を張るための浪費に借金を重ねるようになります。

しかし、毎月の支払額が増えるにつれ徐々に支払いが困難な状態になり、会社にも督促の電話が来るようになってしまいます。

そんな時に、借金をしていた一社から訴訟を起こすと書かれた書留が届いてしまいます。

慌てたクライさんは近所の法律事務所に債務整理の相談を行いました。

クライさんとしては自己破産か個人再生を望んでいたようですが、借入期間も短く、年齢も若いため任意整理という形で債務整理をすることになりました。

その結果、支払額を30万円減らすことができ、金利のカットも行え月々の支払いの負担がかなり軽くなります。

精神的な負担も減ったことで仕事にも集中することが出来るようになり、3年かからずに借金を全て返済することが出来ました。

無事に借金を完済することが出来て本当に良かったですね。

クライさんおめでとうございます。

借金の返済に追われていた頃は精神的に追い詰められていた日々を送っていたようですが、債務整理をすることでそんなストレスからも解放されたようです。

借金に追われるというストレスはとても苦しいものです。

借金を苦に自殺をしてしまう人もまだまだ沢山いらっしゃいます。

そんな悲しいことになってしまう前に、少しでも早く専門家に相談をするようにしましょう。

誰かに話しを聞いてもらうだけでも気が楽になりますし、法律事務所の専門家であれば何かしらの解決方法を教えてくれるはずです。