パチンコとスロットにハマり借金220万円。任意整理でギャンブル依存から抜け出した体験談

2017年7月14日

トーイさん（31歳自営業男性東京）からいただいた債務整理体験談です。

大学生の頃からパチンコ・スロットといったギャンブルにハマっていたトーイさん。

ギャンブルをするために借金をしながら生活をしていましたが、社会人になってもその借金生活を改善することが出来ませんでした。

その結果、積もり積もった借金の総額は220万円というとても大きな金額になってしまいます。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前：トーイさん（仮名）
性別：男性（31歳）
職業：自営業
地域：東京
債務整理方法：任意整理
借金の原因：ギャンブル
債務整理時の借金総額：220万円

ギャンブルにはまってしまい返済ができなくなってしまった私の任意整理経験談

私が初めて借金をしたのは大学生の頃でした。

学費を奨学金と自分のアルバイト代で払っていたのですが、どうしてもお金が足りなくなり10万円の枠で申込みをして無事に借りることができました。

当初は毎月1万円程度を返していたのですが、ちょうどその頃にパチンコ・スロットにはまってしまいました。

すぐに10万円の枠を使い切ってしまいましたが、すぐに別の消費者金融に申し込みをして、2枚目のカードを作ってしまいました。

あまりにも申し込みが楽ですぐにお金が手に入ったため私は勘違いをしてしまい、パチンコ・スロットで使い果たしてはお金を借りる事を繰り返してしまいます。

大学を卒業する頃には50万円ほど借金をしていましたが、就職して給料が入ってくれば返せると甘い考えでいました。

社会人になっても続けてしまった借金生活

社会人になって暫く経つと、比較的給料が高く安定した職業だったためか、既にカードを持っていた消費者金融から貸付枠の増加案内が頻繁に届くようになりました。

さらに幸か不幸か残業がほとんど無く、7時には退社してパチンコ・スロットに通う生活が続いていました。

負けてしまってもすぐにキャッシングをして補填する生活が続いていました。

キャッシング枠の増加がなくなれば、新たに発行しやすいカードを申しこむような生活を続けていました。

いつかは勝って返済できると思っては、返済しなくてはいけないお金を握りしめてパチンコに行ってしまっていました。

増えすぎてしまった借金のせいで怯える毎日

借金総額が200万円を超えた頃、既に私は自分がいくら借りているのか、いつまでにどの会社にいくら返すのかを把握出来ないような状況になっていました。

その頃には新たに消費者金融への申込みをしても全て審査落ちしてしまうような状況でした。

また、返済期日は月末が多かったため毎月給料日をすぎると次々と色々な会社から電話が来ては返済を迫られていました。

仕事が全く手につかず常に借金の額を計算しているような状況ですので、会社でもミスが目立ち上司に叱責され、携帯への電話が来る度に手が震え足がすくむような感覚になっていました。

その頃には自分がギャンブル依存症で自分の力ではどうにもならない状況であることは理解していました。

しかし、家族や友達には借金をしていることをどうしても話すことができませんでした。

地獄の借金生活の状態から抜け出すために債務整理の相談

何とか他人の力を借りて今の状況を脱せないかと自己破産のことをインターネットで調べていくうちに、ギャンブルの借金は自己破産が難しいが、債務整理（任意整理）をすることはできるということを知りました。

何とか当時の状況を抜け出したかった私はすぐにいくつかの法律事務所を調べて私の職場から近かったアディーレ法律事務所を選び連絡をしたところ、給与明細と可能な限り各社からの請求書・クレジットカード・キャッシングカードを持ってくるように言われて会社帰りに相談に行きました。

法律事務所は非常に綺麗なオフィスで、受付で「電話した○○ですが・・」と伝えたところすぐに個室に案内されました。

弁護士の方がすぐに現れて私が持ってきた消費者金融やクレジットカード会社からの請求書を確認しはじめました。

借金220万円の内訳と債務整理後の動向

私の借金総額約220万円で内訳は以下のとおりでした。

■クレジットカード

■消費者金融

何で借金をしてしまったのか、などの情報を聞かれることはほとんどなく、返済期間が短いので過払い金は恐らく無いということ、任意整理をすることで今後私への直接の連絡が一切なくなること、利息のカットが可能なことを教えていただきました。

連絡が来なくなるだけでも心の平穏が久しぶりに訪れると思った私は、その場で債務整理の依頼を決めました。

そして、キャッシングカード・クレジットカードをその場で全て弁護士さんに預けました。

また、以後は弁護士を通して各社に連絡をするので、電話等には一切でないか「弁護士に任せていますので」と答えるように念を押されました。

債務整理をして精神的負担が一気に減りました

私の月収から毎月必ず返済できる金額を相談して、毎月44,000円の返済をすることになりました。

各社と交渉して毎月の返済額の決定までにある程度期間がかかると言われましたが、弁護士への依頼費用及び返済が始まってからも返せるようにその月から44,000円を弁護士に支払うようことになりました。

その日以降も、何件か返済を求める電話やハガキが来ていましたが、2週間もすると全く連絡がこなくなりました。

毎月の電話や大量のはがきが来なくなっただけで私の心は非常に楽になりました。

安定した精神状態を保つためにギャンブルを禁止

それから3ヶ月程度で各社と弁護士事務所の間で締結した和解書が送られて来ました。

相談したとおり、全て合わせて毎月44,000円の返済で良いようになっており、和解時点で全ての利息が0％になりました。

借金から追われる生活が終わり、そんな安定した精神状態を保てるように私はパチンコ・パチスロを完全にやめました。

絶対に誘惑されないようにパチンコ屋がある道を通ることもやめ、ギャンブルに関連する情報が一切入ってこないようにインターネットでブックマークしていたギャンブル関連のページも全て削除しました。

悩まず誰かに相談することが借金返済の第一歩

それから約5年間で全ての借金を返済し終えることができました。

その間弁護士事務所に毎月44,000円を振込続けるだけで特に面接や電話連絡をするようなことはなく、とても気楽でした。

返済終了後も電話でお礼を言っただけで何らかの手続きなどもなく、今は堅実な生活を送ることが出来ています。

借金をしていると周りが見えなくなり、常に不安でまともの精神状態ではいられません。

ギャンブルで借金をつくってしまうという最も愚かな行為をしていた私ですら任意整理をすることで、通常の生活に戻ることが出来ました。

悩んでいる方はまずは自分一人で悩むことをやめて、法律事務所に相談することをおすすめします。

トーイさん（31歳自営業男性東京）

トーイさんの借金内訳と債務整理後の状況

トーイさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額：220万円
クレジットカード：
楽天カード：10万円
セゾンカード：50万円
ファミマTカードJCB：30万円
消費者金融：
プロミス：50万円
アコム：50万円
アイフル：10万円
レイク：10万円
モビット：10万円
借金開始から債務整理着手までの期間：約4年