夫の病気の治療費・仕事のマイナス補填・生活費で借金500万円。借金返済で疲れ果てていた私の債務整理体験談
リボーンさん(49歳 会社員 女性 静岡県)からいただいた債務整理体験談です。
自営業の夫が大病を患ってしまい、治療費と生活費、仕事のマイナス補填を繰り返していくうちに借金がどんどん膨れ上がってしまったリボーンさん。
貯金は底をつき、自転車操業を繰り返す生活をしていましたが、借金の総額は500万円という非常に大きな金額になってしまったため、毎月の支払いで心身ともに疲れ果ててしまいます。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:リボーンさん(仮名)
性別:女性(49歳)
職業:会社員
地域:静岡県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:生活費・治療費・仕事のマイナス補填
債務整理時の借金総額:500万円
ギリギリまで借金返済を頑張った私の債務整理体験談
先日、債務整理の依頼をしてきました。
クレジットカードでショッピングのリボ払いやキャッシングを繰り返してきました。
合計7社、カードの枚数にして9枚です。
月々の返済額は18万円ほど。
私は40代で一般職、普通の会社員です。
地元の優良企業で勤続20年。
ここまでに至った経緯は次の通りです。
夫のために作るざるを得なかった多額の借金
私の夫は自営業で、堅実に商売を続けていましたが大病を患い、入院や手術を繰り返し、仕事も思うようにできない時期が数年続きました。
必死に治療して、仕事に復帰しようとする夫を少しでも助けたくて、治療費、生活費、夫の仕事のマイナス分の補填など、気がついたら貯金も底をつき、借金に頼る生活となっていました。
贅沢をしてできた借金ではないので、なかなか減りません。
気がついたら総額500万円近くに膨れ上がっていました。
それでも、仕事に復帰した夫の収入と私のお給料で毎月何とかやりくりしていましたが自転車操業です。
最後は私の退職金で精算すればいい、位に考えていました。
ただ、毎月の支払いのやりくりに心底疲れ果ててしまいました。
借金整理のために銀行でおまとめローンの依頼
銀行でおまとめローンというのがあり、紹介を受けて申し込んで見ました。
審査に入る前の段階のヒアリングは厳しいものでした。
まず、ここまでに至った経緯の説明、借金の状況を明細などを取り寄せた上で細かく検証、戸籍謄本などの取り寄せ。
一番辛かったのは、結構きつい言葉を担当者から聞かされることでした。
例えば「よくこんなにルーズな金銭管理を今まで続けてきましたね」とか「もうかなり厳しい状態ですね」とか。
結果、一月程かかりましたが審査には通りませんでした。
かなりショックでした。
過払い金返還請求のCMをきっかけに法律事務所に無料相談へ
その後、これからどうしたらいいか真剣に向き合うようになりました。
テレビのコマーシャルなどでよく耳にしていた過払い金返還請求。
自分には関係のないことだと聞き流していました。
もしかしたら、毎月クレジットカードのキャッシングを繰り返しているので、私にもあるのかもしれない、とは思いました。
でも私の心配は、そんなことしたらきっとブラックリストに載って、会社にばれたり生活に支障がでたら嫌だ、ということでした。
でも、銀行のヒアリングで自分の借金の状態を目の当たりにし、少し恐ろしくなっていましたので、相談だけでも、という気持ちでA法律事務所のフリーダイヤルへ連絡しました。
電話で相談ができるものだと思っていましたが、事務所に出向いての面談が必用だというので、断ろうと思っていましたが、日曜日も対応可能といわれたので、オフィス街の人手が少ない日曜日に予約を入れてもらいました。
何だか凄くやましい気持ちがあったのは事実です。
法律事務所での借金相談の流れ
当日、伺った時の対応です。
まず、完全予約制なので、事務所で他の人とは会いません。
女性事務員がヒアリングを行いました。
借金の状況や自分の履歴など。
この時点で提出するのは、免許証などの本人確認書類。
聞き取りが終わったあとは、弁護士との面談。
ここで債務整理や個人破産などの違いの説明を受け、私の希望を配慮して頂き、任意整理を選択しました。
借金をしている全7社の内4社、6枚のカードを整理することにしました。
任意整理を依頼してからの流れ
相談した月から、カード会社からの請求はストップ。
今後は、利息をカットした残債を弁護士事務所経由で支払うことになります。
支払いは分割。
支払い可能額を相談、そこに手数料を加えて毎月決まった日までに弁護士事務所へ振り込み。
過払い金が発生した場合は、所定の手数料を差し引いた上で、優先的に支払いへまわしてもらう、となりました。
ここまでの所要時間は約2時間。
確かに数年ブラックリストにはのりますが、残したクレジットカードは今まで通り使用できます。
任意整理をした私なりの感想
もっと早く手続きしていれば、もう少し楽になっていたのでしょうか?
いいえ、ギリギリまで頑張って、苦しみながらも返済し続けていたからこそ、この手続きは意味があるのだと思いました。
長く借金で苦しんでいる方、そろそろ少し位は楽をさせてもらっても罰はあたりませんよ。
もう充分頑張ってきたので。
リボーンさん(49歳 会社員 女性 静岡県)
リボーンさんの借金内訳と債務整理後の状況
リボーンさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:500万円
クレジットカード:
ザ:100万
ニコス:50万円
楽天:200万円
JCB:80万円
オリックスクレジット:70万円
消費者金融:
会社名:100万
借金開始から債務整理着手までの期間:約12年
債務整理後の状況
残債務:270万円
返済計画:(期間)5年(返済)月4万5千円
債務整理に踏み切った理由:
家計の建て直しをするため
債務整理をした時期:2016年12月頃
借金完済に希望を与えてくれる任意整理
自営業の夫が大病を患ってしまったため、仕事のマイナス補填や治療費、生活費を工面するために借金をすることになってしまったリボーンさん。
夫が仕事に復帰した頃には、借金は500万円に膨れ上がってしまっていたため、自転車操業で返済を行なっていました。
借金を少しでも整理しようと、銀行におまとめローンの申請も出しましたが残念ながら審査は通らず、ショックを受けたリボーンさん。
しかし、これをきっかけに今後どうすべきかを真剣に考えるようになったリボーンさんは、過払い金返還請求が出来るかどうかを調べるために法律事務所に相談へ行きました。
過払い金は無かったようですが、そこで債務整理の説明を受けたリボーンさんは、弁護士に依頼をして一部のカードの任意整理をすることを決意します。
支払いはまだ残っていますが、今までの返済額から大幅に返済額が減ったことから心の負担が一気に軽くなり、借金完済に前向きな姿勢を取り戻すことが出来ました。
リボーンさんのようにギリギリまで耐えた方には、任意整理は素晴らしい救いの手に感じられたことでしょう。
500万円という大きな金額の場合、自己破産を選ばれる方が多いのですが、しっかりと借金を返済されることを選択したリボーンさんには是非頑張って欲しいと心から願っています。
最近のコメント