メンタルを病んだ夫の看病のために借金400万円。プライドを捨てたからできた債務整理の相談
復活娘さん(44歳 女性 福祉関係 群馬県)からいただいた任意整理体験談です。
夫が病で働けなくなると、クレジットカードでやりくりを初めた復活娘さん。
夫の看病が続くと、復活娘さんも働くことが出来ず、借金は増えていくばかり…
誰にも相談できず、自分が病気になればよかったと思い悩む日々でした。
気づけば借金は400万円に増えてしまい、月々の返済が出来ず滞納になる寸前でした。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:復活娘(仮名)
性別:女性(44歳)
職業:福祉関係
地域:群馬県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:病気による生活費
債務整理時の借金総額:400万円
病気で働けなくなってしまった夫の代わりに生活を支えるつもりが借金地獄に
私が借り入れをしてしまったのは、主人が精神的な病を患い働けなくなってしまった2010年頃から始まりました。
最初はクレジットカードの利用から始まり、日常生活品やガソリン、食品など必要最低限の物を購入し、毎月のやりくりで支払いをしていました。
最初は軽い気持ちで、いつでも返せるととても安易な考えで利用していました。
そのうち、現金での支払いではないため、買わなくて良い物にも自分のお金だと勘違いして、購入するのに考えなくなったように思います。
主人の病気により、働ける時期と働けない時期が何年か置きにきて、その都度、私も看病に入り働くことが出来なくなるので、支払いも順調な時もありましたが、支払えない時にはリボ払いが蓄積していきました。
銀行や役所などに病気の話をして、借り入れの申し込みや相談も色々してみましたが、働いていないのならお貸しできませんとあっさり断られるうちにキャッシングをすることも増えていきました。
クレジットカードなので、1回で借り入れできる限度は低く、何枚かを利用することで支払いの金額が増えていきました。
支払いはしているけれど、利子の方が多いものです。
利子の低い銀行は貸してくれるどころか相手にもしてくれません。
一人ですべてを抱え込み思い悩んだ日々
本当に日々苦しくて、働ける状況であれば返済できない金額ではないのですが、精神病は長く続くものです。
そんなに簡単に落ち着くことも出来ないため、私自身が正社員で働くことにして、安定したお給料を取るようにしていきました。
しかしその時点ではすでに遅く、複数の支払いが重なる事で普段の生活費を賄うことが出来なくなり、収入よりも返済金額が上回るようになりました。
毎日毎日働いても支払いの事を考え、病気持ちの主人にはその話をすることが出来ず、ましてや両親に相談すればさらに心配させることも分かっていたので、私が精神病になればよかったのに・・と思う事も多くなってしまいました。
でも、生きていくためにはリセットするしかないと思い直して、債務整理をインターネットで調べ始めました。
相談するのには相当の思いがありました。
こんな恥ずかしいことを、口に出していちから知らない人に話すのです。
こんなに自分の管理も出来ない情けない自分の事を相談するのです。
でも招いたのも自分自身です。
そのことを認めなければ、逃げないできちんと見つめ返さなければリセットは出来ません。
勇気を振り絞って借金の相談をしたことで勝ち取った任意整理
勇気を出して電話をして、借金の金額と詳細を説明。
会う時間を予約し、弁護士事務所に行きます。
借り入れの時期やその時の書類を持参して、毎月いくらなら返済して行けるのかを話します。
その内容によって任意整理なのか、自己破産なのか色々と専門の話をしてくださいます。
とても紳士的な対応で、話したくない事を説明する気持ちを汲んで下さいます。
これからどうするか、ここに来た意味は再生する事だと後押ししてくれます。
もっと大きな借金を背負う前に来てくれてよかったと言われました。
そして、借金金額を相手会社と話し合いしてもらうのに2カ月から3カ月かかり、その間に借金返済は止まります。
そこで手数料が発生するので、その分をお支払いしました。
分割でも構わないと言って頂き、お支払いすることが出来ました。
その後、相手会社と示談して頂き、返済期間と金額が決まると弁護士会社に出向いて確認し、印を押すという方法で3回ほど訪れて終了しました。
月々18万以上の支払いが7万円まで減りました。
完済までは5年間は掛かります。
現在は1年経過したところです。
恥を捨てて借金の相談することで前向きな気持に
まだまだ気を抜けませんが、今はすっきりした気持ちで生活を送ることが出来ています。
世の中の人にばれるのではないかと心配していましたが、全く変わらない生活でお金のありがたみが身に沁みます。
金利手数料の金額がどれだか無駄な支払いだったのか。
現金で支払えば発生しないものなのです。
それすら分からないほど、麻痺した状態で5年以上生活してしまいました。
気が付いた時点で遅いことはないのです。
今からでも全然遅くないのです。
先ずは相談することで前向きな自分が、戻ってこれると思います。
今の借金地獄より、返済のための人生を相談することは大切です。
復活娘さん(44歳 女性 福祉関係 群馬県)
復活娘さんの借金内訳と債務整理後の状況
復活娘の借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:400万円
クレジットカード:
セディナ:90万円
楽天:120万円
セゾン:90万円
銀行:60万円
消費者金融:
モビット:40万円
借金開始から債務整理着手までの期間:3年~5年
債務整理後の状況
残債務:任意整理なので全金額のまま
返済計画:(期間)3年から5年(返済)月々18万円→7万円
利子が無くなった分しっかりと計画的に返済し、減少していくことが出来ました。
債務整理に踏み切った理由:
月々の返済が出来ず、いよいよ滞納になる寸前。
債務整理をした時期:2017年11月頃
家族と私の人生の再生をしてくれた債務整理
メンタルを病んでしまい働けなくなった御主人のために生活を支えることになった復活娘さん。
最初、クレジットカードで生活に必要な物を購入していた復活娘さんですが、次第に買わなくてもいい余計なものを買うようになってしまいます。
1枚のクレジットカードでの支払いだけでは足りなくなり、数枚のクレジットカードで買物をする日々を繰り返します。
次第に普通の支払いでは間に合わなくなり、リボ払いでクレジットカードを利用するように。
それでも支払いが間に合わなくなってしまったため、今度は銀行からお金を借り入れようとしますが、正社員として安定した収入が無い復活娘さんは、お金を借り入れることが出来ませんでした。
苦しい状況が続きますが、御主人の容態は良くなりません。
少しでも生活を建て直すために正社員として働きますが、その時点で収入よりも返済額の方が大きい状態に陥っていました。
プライドを捨ててでも人生をやり直したいと考えた復活娘さんは、恥を忍んで債務整理をすることを決意します。
専門家の先生に現状を話し、背中を押してもらえた復活娘さん。
無事に和解が成立し、任意整理が認められました。
まだ返済の最中ですが、精神的にも負担が減った復活娘さんは前向きに借金と向き合えているようです。
当サイトに寄せられる体験談でも、メンタルを病んでしまったことが原因で借金生活に陥ってしまう方は多いです。
今回は投稿者本人ではなく、パートナーである御主人のための借金ということでしたが、状況は他の方と似ています。
メンタルの病気は完治が難しく、働けるようになったとしてもいつ再発してしまうかわかりません。
これからも不安はつきまとうと思いますが、諦めること無く、着実に借金の返済を続けて欲しいと思います。
最近のコメント