お給料以上の浪費が原因で借金200万円。絶望的な状況から救ってくれた債務整理

2018年11月7日

さっちさん(29歳 会社員 女性 愛知県)からいただいた任意整理体験談です。

未成年の頃からアルバイトで働き始めたさっちさん。

二十歳を迎えたきっかけに念願の正社員登用されます。

しかし、それまで倹約を心がけて来ていたさっちさんでしたが、正社員登用を口実に高額な食事やブランド物の洋服を買い漁るように。

すぐにお金は底をついてしまいますが、一度覚えた贅沢が忘れられず、消費者金融から借り入れを行うようになってしまいます。

気がつけば借金の総額は200万円まで膨れ上がってしまい、彼女の収入では返済が難しい状態にまで追い込まれてしまいました。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:さっちさん(仮名)
性別:女性(29歳)
職業:会社員
地域:愛知県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:収入に見合わない浪費
債務整理時の借金総額:200万円ほど。


私の借金返済にゴールが見付けられたきっかけ

私が借り入れを始めたのは21歳の頃でした。

恥ずかしながら家庭の事情があり高校への進学を諦めていた私は、未成年の頃からアルバイトという形で会社に勤めていました。

二十歳を迎えたタイミングで正社員登用してもらい気が緩んでしまっていたのです。

それまで倹約を心掛けてきた筈なのに、正社員になった自分へのご褒美等と銘打ち高額な食事やブランド物の洋服の買い物を始めてしまいました。

一人暮らしを始めたばかりで見通しが甘かった事もあり、直ぐに自分の稼ぎではどうにもならなくなり、それでいて一度覚えてしまった贅沢を忘れられず、消費者金融に頼るようになりました。

当時どこの会社も初めての借り入れであれば利息が掛からず、有名な会社から借りれば絵に描いたような借金地獄を味わうようなことは、自分に限って有り得ないだろうと想像していたのです。

次から次へ自分の働きでは得られない金銭が簡単に引き下ろせてしまい、無人機は便利なATMのようでした。

返済は決して楽なものではありませんでしたが、上手く付き合って行ける範囲だと、高を括っていました。

長年勤めていた会社の倒産

転機となったのは長年勤めていた会社が倒産したことです。

家族のようにして頂いたので居心地が良かったのですが、この後が大変でした。

中卒の学歴ではなかなか次の仕事が決まらず、失業中も月々の返済には待ってもらえません。

この頃には貯蓄も殆どありませんでしたから、アルバイトを掛け持ちしても月の返済と最低限の生活で精一杯でした。

言われた金額を支払うという事だけで頭がいっぱいで、今自分が何に使ったお金を返しているのか、元本と利息がそれぞれどのくらいなのか、何も分からずただ目先の返済をしている期間は辛く苦しいものでした。

お給料以上の浪費を繰り返し借金200万円

いくらか冷静になって見えてきたもの

終わりが見えず、こんな事になるくらいなら消えてしまいたい、とまで考えました。

それくらい追い詰められていても、両親に頼る事だけは避けようと精一杯でした。

返済の目途が立たず、困り果てた月にはブランド物の鞄や財布を売却し返済に当てました。

これが欲しくて借金した筈なのに、気付けば手元には何も残っていませんでした。

漸くして次の仕事が決まり、現在もその会社に勤めているのですが、幾らか冷静に考えられるようになって計算した所、この時点での借金総額が約200万円程でした。

この金額は私の年収と大差無く、このままでは借金を返しきれないし、それどころか次に何かの理由で仕事を無くしてしまっては、もうどうしようもなくなってしまうと絶望していました。

任意整理で返済のゴールが見えた

インターネットで、借金の任意整理の存在を知った時には、藁にも縋る思いで弁護士への無料相談を依頼しました。

まずは電話口での面談。私の現状を包み隠さず伝えたところ、実際に会って具体的な話を聞いて頂く事になりました。

事務所がとても清潔で明るく、相談をする時にはプライバシー厳守、ということで個室を用意して頂き、優しい雰囲気の男性が丁寧に話を聞いてくれました。

現状と今後の方向性等具体的に相談に乗って頂き、私の場合は任意整理で期待出来る減額は、少ないことを知ると不安になりましたが、月々決まった額でゴールを作ることで気持ちが楽になると諭されその通りに動いてみることにしました。

やっと終わりの無い道から抜け出せた気がした

両親や知人への情報漏れは無く、やりとりも私自身は弁護士の方と話すだけでしたが結果的に借金は180万円となり、3年間月々5万円の支払いで完済の目途が立ちました。

実際に依頼をしてみて感じた任意整理のポイントは、あまり減額ばかりに気を取られず、まずは借金返済のゴールを作ることが一番重要であるという事です。

終わりの無い道をただ走っているだけのような感覚から抜け出すだけでも気力が湧きますし、実際に気持ちが救われました。

とはいえ金銭面も大事ですから、月々の返済は弁護士事務所を通さず、自分で振り込む形を選択するのが良いかと思います。

事務所の方針にもよりますが、手数料などが掛かってしまう場合もありますので、この分の節約になります。

任意整理を通して生活の見直しにもなりましたし、良い経験になりました。

さっちさん(29歳 会社員 女性 愛知県)


さっちさんの借金内訳と任意整理後の状況

さっちさんの借金の内訳と任意整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:200万円
消費者金融:
アイフル:150万円
アコム:50万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約8年

債務整理後の状況

残債務:180万円
返済計画:(期間)3年(返済)月5万円
債務整理に踏み切った理由:
失業と転職を経験し、収入が減ったため
債務整理をした時期:2016年5月ごろ

フリーターから正社員になることが出来たさっちさんでしたが、気の緩みから浪費を繰り返すようになってしまいます。

一度覚えた贅沢により、生活水準を下げることが出来ず、収入以上に散財をする生活を続けていきました。

当然支払うお金は足りません。

そこで、消費者金融からお金を借りることを覚えてしまいます。

ある時、勤めていた会社が倒産してしまい、今まで以上に返済が困難になってしまったさっちさんさん。

200万円という大きな借金を返す当てもなく、追い込まれてしまいました。

そんな状況の中、借金を法的に解決する方法を知ることが出来たさっちさんは、藁にもすがる思い出法律事務所へ。

借金をした経緯や、現状を専門家の先生に伝え、気持ちが楽になったといいます。

親に借金問題がバレることを恐れていましたが、周囲の人に借金問題がバレることなく、任意整理という形で借金を返済していくことになりました。

現在はまだ借金を返済中という状況ですが、しっかりと返済を続けることが出来ているようです。

再び贅沢に溺れるようなことなく、借金完済まで一歩一歩前進をして欲しいと思います。

借金の問題を一人で抱えている時、延々と続く暗闇の中にいるように感じる人が多いようです。

返済の終わりがわからない恐怖、ストレスは想像以上ですからね。

そんな不安と恐怖に支配されてしまっている生活を変える有効な手段が債務整理です。

債務整理の相談をすれば、借金の具体的な数字をしっかりと割り出し、返済が何年かかるのかが明確にわかります。

専門家の先生に話を聞いてもらえ、自分の味方にすることも出来るというのも大きな強みです。

借金の問題を一人で抱えこまず、身近な専門家に少しでも早く相談する勇気を持って欲しいと思います。