フリーター生活中に消費者金融から借金60万円。借金完済のために私が実践したことと任意整理
きぬこさん(27歳 会社員 女性 東京都)からいただいた債務整理体験談です。
大学卒業後、フリーターとして生活をしていたきぬこさん。
生活費や趣味、ギャンブルをするために消費者金融から借り入れをして生活をしていました。
借金の総額は60万円と少額でしたが、借金を完済するために様々なことを実践するようになります。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:きぬこさん(仮名)
性別:女性(27歳)
職業:会社員
地域:東京都
債務整理方法:任意整理
借金の原因:生活費・ギャンブル・趣味
債務整理時の借金総額:60万円
借金をした学ぶことが出来たお金の大切さ
大学を卒業してフリーターとなった時、今まで免除されていた年金やその他納税義務が突然降りかかってきました。
もちろん免除されたり、減税されたり様々な措置を国も取っていることはわかるのですがいかんせん手続きがめんどくさい…
そんな状況で、卒業後そのまま年金や住民税の滞納など放置して、生活も段々苦しくなり1年余りで消費者金融に手を出してしまいました。
今思うと、きちんと納税して働くということはなんて尊いのかと心底思います。
それくらい、破綻した生活を送っていたように思います。
フリーター生活中に増えていった借金
フリーターで生活し続けていて、それも安い労働が中心で借金までしてまともな精神でいられるわけがありません。
これも完全な自業自得なのですが、親に内緒で水商売をしたり、それでも毎月の返済額は変わらないか、増える一方でした。
さらに当初は10万円の限度額で借りていたものの、別の消費者金融に手を出した時は50万円を限度額に引き上げて借りる始末。
さすがにこれ以上借金が増えたら親に見せる顔がない…と猛省し、気をつけようと心に誓って返済計画を立てました。
私が実践した借金の返済計画
ここで学んだことですが、計画的に毎月いくらと決めてきっちりやっていこうとすると逆に続きません。
それも多い金額だとなおさら無理です。
最低返済額を定めるべきです。
各消費者金融等の規定によると思いますが、例えば5,000円~というふうに。
そして完済額に届かない3万円以上の金額を一気に返したところで、どうせ自分の収入と支出に釣り合わないのですからそれも絶対にやめたほうが良いです。
自分の首をしめるだけです。
もっと言うと、給料日が近づいたときに、消費者金融から借り入れしている自分がいるだけです。
これでは借金地獄もいいところです…
自分では気が付きにくい借金の罠
しかしここに、自分でも気づかないような思わぬ罠が潜んでいるのです。
それは「消費者金融で借り入れた金額と返済額を”貯金残高”と錯覚すること」です。
この感覚は借金をした方ならわかると思いますが、この思考を持つ傾向にある方は完全に危険です。
あくまで借りたお金であって返さねばならないのに、利息を払ってまで他人に借り続ける。
こんなに愚鈍なことはありません。もちろん自分もそのうちの一人。
とても反省しています。
借金返済のために気をつけるべきポイント
そこで解決法と言いますか、気をつけるべきポイントは2つあります。
1:絶対に消費者金融に頼らない
2:ATMに行く時は返済の時だけの至高の場という意識を持つ
1…これは確固たる意志が必要です。
ダイエットと同じ、贅沢な気持ちを自分で断ち切ることの勇気が必要になってきます。
毎日の贅沢を少しでも減らして、なるべく自分の尊厳を保ったまま、無理のない範囲で最低限の食べものや豊かさで満足できるような精神を身につける「日々の意識」が借金完済の鍵かと思います。
2…これは本当におすすめできるのですが、私の体験談から言わせていただきます。
特定の消費者金融ATMへ赴くのは月に必ず1回、それも給料日が理想です。
ここで最低2万円は返済に充てます。
私の場合10万円を借りたり返したりを繰り返していたのでこの月の2万円でもだいぶもったいないことをしました…
しかし約4ヶ月間コンスタントにこれを続けた結果、ついに今月末の給料日で完済を迎えることができそうです!
毎月同じATMに返済に行き、減っていく借金を見るたびに、そこで見えない相手と戦って且つ買っている気分になれます。
そこに行くたびに「借金が減ってる!」と思えるのですから、完済した時にはその場を思い出すと「もう借金したくない…ここには来たくない…」と思い出せるような気がしています。
そう、私にとってあのATMは精神と時の部屋なのです…
債務整理をして心身ともにスッキリ
他の消費者金融から50万円ほど借りましたが、この惨状は本当に人としてダメになりそうなので任意整理をしました。
都内の弁護士事務所に電話をして、すっきりしました。
今はカードが持てない身ですが、あと3年でそれも解放されるはずですので気長に、しっかり稼ぎながら生きていこうと思います。
長くなりましたが、いつか来る明るい未来のために希望を持って借金完済を目指していきましょう!
きぬこさん(27歳 会社員 女性 東京都)
きぬこさんの借金内訳と債務整理後の状況
きぬこさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:60万円
消費者金融:
アコム:10万円
プロミス:50万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約2年
債務整理後の状況
残債務:70万円
返済計画:(期間)2年(返済)月2万~3万円
債務整理に踏み切った理由:
若い今、結婚や出産など控えるであろう将来を危惧して。
債務整理をした時期:2015年12月頃
借金が教えてくれたお金に対する考え方
大学卒業後、フリーターとして生活をしていたきぬこさんですが、趣味やギャンブルのために消費者金融からお金を借りるようになってしまいます。
収入も少なかったため、生活費を工面するためにお金を借りるようになり、借金の総額は60万円になってしまいます。
このままではいけないと思ったきぬこさんは、自分なりの方法で借金を返済するための努力を始めます。
ある程度までは返済をすることが出来ましたが、消費者金融からの50万円は返済が難しかったため弁護士に相談をして任意整理を行いました。
まだ完済にまでは至っていないようですが、着実に借金返済を続けることが出来ているようです。
このまま完済まで乗り切って欲しいと思います。
きぬこさんが言うように、借金を重ねてしまう人の傾向として「消費者金融で借り入れた金額と返済額を”貯金残高”と錯覚すること」があります。
消費者金融から借りたお金は実際にはあなたのお金ではありません。
借りたお金以上のお金を後々返済しなければいけないということは絶対に忘れないようにしましょう。
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