スロットにハマリ借金250万円。地獄の借金生活の不安と恐怖から救い出してくれた債務整理
トムさん(33歳 会社員 男性 大阪府)からいただいた債務整理体験談です。
スロットにハマっていたトムさんは、生活費を削りながら朝から晩までスロットを打つという生活を続けていました。
お金が無い時でもスロットを打ちたいという欲求を我慢することは出来ず、遂に借金をしてスロットを打つようになります。
気がつけば借金の総額は250万円にまで膨れ上がってしまいます。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:トムさん(仮名)
性別:男性(33歳)
職業:会社員
地域:大阪府
債務整理方法:任意整理
借金の原因:ギャンブル(主にスロット)
債務整理時の借金総額:250万円
5年間の地獄の借金生活の不安や恐怖
私は現在33歳になります。
22歳から27歳までの約5年間借金生活で苦しみました。
借金の原因は当時流行っていたスロットです。
当時は10万円使って20万円勝てるような機種が多数あり、毎日のようにスロットを打ちに朝から晩まで行っていました。
フリーターという身でバイトをしていましたが、少ない給料から家賃と最低限の生活費以外は全額スロットに使っていました。
消費者金融から初めての借金
ある月にスロットで負けが続いてしまい、スロット仲間の一人から低所得者でも借入ができる消費者金融を紹介されました。
生活費で使って金も無い状態でもスロットが打ちたくてイライラする状態だったので「少額なら」という気持ちでアコムへ向かいました。
初めての借金だったのでとりあえず10万円を融資してもらうことになったのですが、借金地獄はこの日から始まりました。
返済額が膨らみ多重債務者に…
約2か月程はしっかりと借りた分を返済していたのですが、返済状況に問題が無いとの事で自動的にプラス10万円の増額してもらえることになったんです。
その繰り返しで気づけばアコムから50万円の借金を抱えていました。
今ではあり得ない29%の利息だったので50万まで膨れ上がると毎月の返済額も相当でした。
利息分しか払うことができず。それでもスロットを止める事ができず…ついに2社目の武富士に融資してもらうことになりました。
武富士も同じ利息率で増額に増額され100万円。
同じように返済が苦しくなり3社目のプロミスから50万円…アイフル50万円。
1社だけでも返済が苦しかったのに4社ともなるとどうすることもできません。
いわゆる自転車操業状態でした。
プライドが邪魔をして誰にも相談できなかった借金の悩み
1社返済しては直ぐに借りて2社目へ返済し、同じように3社目、4社目に返済する。
元本は一切減っておらず、永遠に続く返済地獄に陥っていました。
この時点で私一人ではどうする事もできませんでしたが家族、友人と恥ずかしさから誰にも相談する事ができませんでした。
督促を無視して借金から逃げる生活
既に初めての借金から2年は経過していました。
次第に返済が遅れがちになり、督促のハガキや電話が鳴りやまない日々に疲れ最悪な事をしてしまったんです。
それは督促を無視して逃げるという行為でした。
本当に無責任な事です。
自分の欲の為に借りた金を返さず逃げる。
数ヶ月逃げ続けましたが、ある日自宅のポストに裁判所からの出廷通知が届いていました。
20代前半で裁判所からの通知を見た時は恐怖でしたね。
裁判で敗訴し消費者金融の要求に沿った返済へ
恐怖に負け、自ら借入先へ連絡し謝罪を行い、告訴の取り下げと分割返済を相談したのですがa一度逃げた人間を信用する事は出来ないとの事で裁判所の判断に任せるとの事でした。
裁判所からの期日付の書面に今後の返済についてをしっかりと記載した上で返送し、本来であれば裁判当日に出廷する必要があるのですが恐ろし過ぎて出廷せずに本人不在のまま判決が下されました。
判決は「原告に沿った判決」というような形でした。
後日、消費者金融から連絡があり長い相談の上で利息なし、元本のみの分割返済。
毎月の返済額も当時の収入で負担が無い金額で了承頂きました。
それでも4社で合計7万円を毎月返済する必要がありました。
私の安い給料では本当に苦しくてどうにかなりそうでした。
法律事務所に相談せずに債務整理を行った結果
私の場合は弁護士事務所には一切相談していません。
誰にも相談する事をしなかった為に法律事務所へ相談する知識すらありませんでした。
そのため、私本人が直接借入先と相談をして元本そのままで利息無しの決められた額を毎月返済するという形でした。
当時は督促の電話が鳴るたびに怯えたり、自宅へ帰るにも深夜帯に帰るようにしたりと毎日を色んな事から怯えて生きていました。
電気、ガスも止められることもしょっちゅうあり、人としての生活ができていない状態でおかしくなりそうで自らの命も終わらせたい衝動にかられる事もありました。
それが借金の額が年々減っていく事で少しずつ生気を取り戻し、今では何にも怯えず毎日を楽しく生きています。
ブラックリストには載ったものの後悔の無い生活
一応、任意整理を取った形になるため今でも信用機関にブラックリストとして登録がなされています。
33歳でクレジットカードひとつ持っていない自分に情けなさを感じる事もありますが、結果的には借金してまで生活をしたいとは思いません。
最低限、人としてのまともな生活を取り戻せた事に喜びを感じる事が一番嬉しく思っています。
今ではきっぱりとギャンブルから縁を切っていますよ!
借金は一人で抱え込まずに誰かに相談すべき
最後になりますが、今借金返済で悩んでいる方や苦しんでいる方にアドバイスがあります。
「プライドを捨て、必ず誰かに相談してください」
家族や友人や恋人でも良いです。
とても恥ずかしくもあり嫌われるんじゃないかという不安があると思います。
そんな方は法律事務所へ必ず相談してください。
今の苦しみを軽減し、人としてのまともな生活を過ごせる方法が必ずあります。
勇気を出して相談する事をしてみて下さい。
トムさん(33歳 会社員 男性 大阪府)
トムさんの借金内訳と債務整理後の状況
トムさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:250万円
消費者金融:
武富士:100万円
アコム:50万円
プロミス:50万円
アイフル:50万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約5年
債務整理後の状況
残債務:250万円
返済計画:(期間)3年(返済)月7万円
債務整理に踏み切った理由:
借入額が大きくなり過ぎて返済を滞納してしまったため
債務整理をした時期:2011年7月頃
借金の不安や恐怖から開放してくれた債務整理
スロットを打つために消費者金融から借金を重ねていたトムさん。
数社から借り入れをしていたため、あっという間に借金の額は増えていき、自転車操業に陥ってしまいます。
多重債務者となった結果、抱えた借金の総額は250万円という大きな金額に。
なんとか支払いは続けていましたが、遂にトムさんは支払いの督促を無視して借金という現実から逃げてしまいます。
しかし、借金からは逃げられるはずもなく、消費者金融から裁判をおこされてしまいます。
あまりの恐怖から裁判所に出廷をせずに、そのまま敗訴となってしまったトムさんは、後日消費者金融との示談の席で利息をカットした残債の支払いをする契約を結びました。
運良く、形式上は任意整理と同じ状態になったので、順調に支払いを続けて借金を完済することが出来ました。
どんな理由であれ、督促を無視してしまうのは良くなかったですね。
トムさんのプライドが周囲の人への相談を許さなかったという点も事態を悪化させてしまっています。
もし、トムさんが法律事務所に相談をすることが出来ていれば、過払い金の返還がされていた可能性もあったと思われます。
いざとなったらプライドを捨てて、専門家に助けを求める勇気も必要なのかもしれませんね。
無事に借金を完済することが出来た本当に良かったです。
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