ギャンブルに依存した生活を続けて借金280万円。延滞をきっかけに決意した債務整理
「元」ギャンブル依存症さん(37歳 派遣社員 男性 北海道)からいただいた債務整理体験談です。
パチンコや競馬にハマってしまい、280万円という多額の借金を抱えてしまった「元」ギャンブル依存症さん。
何とか返済は続けていましたが、ついに延滞をするようになってしまいます。
延滞をきっかけに債務整理を決意した「元」ギャンブル依存症さんは、弁護士事務所に借金の相談をすることを決意します。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:「元」ギャンブル依存症さん(仮名)
性別:男性(37歳)
職業:派遣社員
地域:北海道
債務整理方法:任意整理
借金の原因:ギャンブル(パチンコ・競馬)
債務整理時の借金総額:280万円
任意整理で借金生活から解放された実体験談
パチスロや競馬などのギャンブルに嵌ってしまい、消費者金融からの借入に始まり、銀行系カードローンからも借入し、さらにはクレジットカードの現金化まで手を出してしまい、気付いた時には多重債務者となっていました。
2009年ころに始めて借入し、2015年まで約6年間は自転車操業の状態ながらもなんとか期日には返済し、延滞はしていませんでした。
当時は、いつもお金のことばかり考え、各業者の返済期日にも追われて本当に辛かったですが、心のどこかで、「いつか返せる」、「何とかなる」と楽観的でもありました。
もちろん、債務整理など考えもしませんでした。
支払いが困難になり延滞をするように…
しかし、新たな借り入れもできなくなり、利用中のカードも限度額いっぱいまで使ったり、カード更新のタイミングで限度額を減額されたりしたため、ついに延滞が始まりました。
延滞が現実のものとなったとき、背筋が凍りついたのを今でもよく覚えています。
焦りから思考能力もなくなり、初めは、「おまとめローンで債務を一本化して返せないか」と考え、何件かの業者に相談しましたが、当然断られました。
恥ずかしながら、この状態になった時に初めて完済の見込みがないことに気付き、ついに債務整理を決断しました。
ネットで債務整理について自分なりに勉教
まず、ネットで債務整理について調べたところ、自己破産や民事再生(個人再生)など様々な方法があることがわかりました。
私は、手持ちの資金があまりなかったことと、裁判所を介さず、周囲にバレる心配が無いことから、任意整理で完済を目指すことにしました。
その後、依頼する弁護士・司法書士を探すため、「任意整理 ○○(住んでいる地域名)」のワードで検索しました。
自分の居住地域だけでも本当に多くの事務所があり費用も様々でしたが、ネット上の口コミや実績を考慮し、全国に事務所を展開する大手の弁護士事務所に依頼することにしました。
弁護士事務所に債務整理の相談へ
電話で面談の予約をし、迎えた当日。
借金の経緯や残債を話すのが本当に嫌で、足取りも重く事務所に向かいましたが、面談していただいた弁護士、事務員の方は本当に親切で、咎められるようなこともありませんでした。
「本当に大変でしたね」と言葉をかけていただき、私は安堵からその場で泣き崩れてしまいました。
当日中に委任契約を結び、着手金の内金として、その場で1万円を支払いました。
また、着手金や債権者への返済金額についても話し合い、返済金を毎月弁護士事務所の口座に積み立てることになりました。
着手金もその積立金から支払えることになったので、ほとんど手持ちの現金がなかった私にとってはありがたかったです。
過払い金の返還で1社の借金を完済
依頼から約3か月で過払い金返還が完了し、消費者金融1社が完済となりました。
また、さらに3か月ほどで残りの債権者との和解合意に至り、いよいよ合意に基づいた返済がスタートし、現在は返済開始から1年半ほど経過したところです。
任意整理の返済は続いていますが、給料日後すぐに弁護士事務所の口座に振り込みをするだけなので、返済期日に追われていた当時と比べれば、本当に精神的に楽になりました。
債務整理をしてギャンブルを卒業
任意整理後は、まずギャンブルから足を洗いました。
私の場合は、ギャンブル依存症克服のための集会などに定期的に参加し、二度と同じ過ちを繰り返さないようにしています。
また、今まではギャンブルや借金返済で、自分が使えるお金がいくらなのか、まったく管理できていませんでしたが、弁護士事務所に振り込んだ後の残りのお金の使い道を、計画的に考えられるようになりました。
さらに、少しばかりではありますが、貯金もできるようになりました。
今まで断らざるを得なかった交友関係も復活し、任意整理をきっかけに人生を前向きに考えられるようになりました。
これまでギャンブルに充てていた時間がいかに無駄だったのかと、本当に後悔しています。
借金で苦しんでいるなら一度専門家へ相談を
現在、多重債務で苦しんでいる方も多くいらっしゃると思います。
借金のことを他人に話すのは、たとえ弁護士であっても気が重いと思いますが、完済のメドが立っているのか、一度良く考えてください。
もし、完済不可能なところまで来ている方は、一日でも早く専門家への相談をお勧めします。
借金など早く完済して、人生を楽しみましょう!
「元」ギャンブル依存症さん(37歳 派遣社員 男性 北海道)
「元」ギャンブル依存症さんの借金内訳と債務整理後の状況
「元」ギャンブル依存症さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:280万円
クレジットカード:
三菱東京UFJニコス:152万円
銀行カードローン:
三井住友銀行:51万円
消費者金融:
プロミス:61万円
アコム:17万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約6年
債務整理後の状況
残債務:264万円
返済計画:(期間)5年(返済)月51,000円 (過払い金)アコム:30万円
債務整理に踏み切った理由:
延滞が始まり、完済の見込みもなくなったため。
債務整理をした時期:2015年4月頃
借金とギャンブルから開放してくれた債務整理
パチンコ、競馬などのギャンブルにハマってしまった「元」ギャンブル依存症さん。
ギャンブルの軍資金を手に入れるために消費者金融からの借り入れや、クレジットカード現金化に手を出してしまいます。
気がつけば借金の総額は280万円という大きな金額になってしまい多重債務者に。
数年は支払いを真面目にしていましたが、徐々に返済が困難になってきてしまい、遂には延滞をするようになってしまいます。
延滞をきっかけに債務整理を決意した「元」ギャンブル依存症さんは、自分なりにネットで情報を調べ、大手の弁護士事務所に債務整理の相談を行いました。
その結果、念頭に無かった過払い金の返還も行なわれ、消費者金融1社の借金を完済することが出来ました。
まだ借金の完済には至っていないようですが、順調に借金の返済をすることができているようです。
また、債務整理をきっかけにギャンブルを辞める決断や、日頃の収支を把握できるようになったという点はとても素晴らしいことだと思います。
借金を完済し、完全にギャンブルから離れることが出来れば、これからの生活が素晴らしいものになると思います。
債務整理をきっかけに多くのことを学ぶことができたのではないでしょうか?
借金返済までもう少しだと思いますので、頑張ってください。
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