生活のためのカードローンで借金300万円。任意整理して人生をやり直すことが出来た私の体験談

里奈さん(37歳 主婦 女性 神奈川県)からいただいた債務整理体験談です。

職場のイジメが原因で退職を余儀なくされた里奈さん。

すぐに次の職を見つけるつもりでしたが、イジメのトラウマで心の病にかかってしまいます。

働くことが出来ないまま時は過ぎ、貯金が尽きてしまった里奈さんはカードローンに手を出してしまい、
気がつくと借りたお金は300万円に。。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:里奈さん(仮名)
性別:女性(37歳)
職業:主婦
地域:神奈川県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:生活費の工面
債務整理時の借金総額:300万円


任意整理をして人生をやり直すことが出来ました

私が借金をするキッカケとなった理由は酷い職場いじめに合い、体調を崩した事で仕事を辞めざる得ない状況となった事です。

経営者側もこれといって解決してくれる様子がなく、真面目に働いている人間がイジメに合い体調崩し入院騒ぎになってるのに無視するような会社は早く去るしかないと決意からです。

退職後の困窮した生活

退職後は「3ヶ月もすれば体調は良くなるだろう、またすぐ働けるだろう」と考えてましたが、事態は深刻でした。

その間は失業手当や、わずかな貯金を切り崩しながら何とか生活していました。

給与も低い職場でしたから、一人暮らしをしていましたので生活は贅沢していませんでしたが、切り詰めても中々貯金は溜まっていませんでした。

イジメが原因で心の病に

1ヶ月程して退院し通院は必要でしたが体調の方は少し回復しました。

ところが私は体調よりも、もっと厄介な病気にかかってしまっていました。

『心の病』になってしまっていました。

前の職場の事を無意識に思い出してしまい吐き気や嘔吐、腹痛、酷いめまい、体中に鉛をぶら下げてるような重苦しい症状や他人と会う事はおろか電話する事すらも嫌になり自分の意思に反して他人と関わる事を拒絶する体になりました。

復職は無理な状況でした。

家族とは離れた場所で一人暮らしをしておりましたので散々迷惑をかけてきて、やっと職に就き一人立ちして家族は安心していたので家族には絶対に迷惑をかけまいと隠していましたし、今でもあの当時の事は家族には話していていません。

手を出してしまったカードローン

そんな生活をしていまして当然貯金が底をつきました。

やがて家賃は滞るようになり、電気も止められた時もありました。

家賃の滞納で強制退去寸前になり、そこで初めてカードローンというものに手を出してしまったんです。

私の両親は、どんなに苦労しても他人に金を借りる事は絶対にせず頑張ってきた真面目な人間です。

絶対に人に借金をしたり闇金やカードは間違っても絶対に手を出しちゃだめだよと…散々言われて育てられてきたのに…自分が許せませんでした。

気付いた時にはもう手遅れでした。

生活のためのカードローンで借金300万円
生活のためのカードローンで借金300万円

積み重なる借金

支払う為に他から借りてを繰り返し合計6社からの借金は膨らみ、総額300万越えるまでになっていました。

アコム、レイク、プロミスに武富士…ヤミ金以外の有名どころ、ほとんどです。

まだ20代前半の年にして復職困難に陥った私は、今の自分は何も出来ないという悔しさや後悔、毎日のように脅し混じりの取り立ての電話に怯えていた事から外にも出なくなりました。

たまに家族から『元気にしてるかい?』と連絡がある度に、家族には心配かけないよう必死で平静を装いました。

申し訳ない気持ちと、自分が情けなくて毎回泣いていました。

金融業の先輩に相談

もうダメだ…そう思い携帯を握りしめ登録している電話番号一覧を見ていると思い出したんです。

たまたま私の4つ上の女性の先輩が金融業してる事を。

私は病気する前は明るい性格で、良く先輩とも飲みに行っていたんです。

藁をもすがる思いで相談しました。

すると「どうして早く言わなかったんだよ!!」と怒りながらもスグ家に出向いてくれまして経緯を全て話しました。

今現在でも全て知ってるのは彼女だけです。

先輩に教えてもらった任意整理

初めて人に打ち明けた複雑な気持ちで涙が止まりませんでした。

そこで彼は「お前の年で自己破産は将来を考えたら過酷すぎる、任意整理という方法がある」と教えてくれました。

任意整理には料金がかかりますから、先輩が立て替えてくれました。

当時住んでいた都市で一番の腕利きだと言われ、各金融機関に恐れられている弁護士の先生を紹介してくれました。

当時は一件につき2万ですから6社のカード会社分で12万支払いました。

利子の解除

払っても払っても終わらない高い利子(当時は29%が普通)を解除し、残り分のみ自分で支払うという手続きを踏んでくれます。

およそ5年かかりましたが全て完済し、全ての金融会社の完済証明書が揃った時『2度とカードは作らない』そう誓いました。

本当に苦しかった。

私が人生を取り戻せた瞬間

『カード1枚だけなら』そんな気持ちから地獄に落ちるのは、あっという間です。

こんな思いは2度としたくないです。

任意整理は金融機関にデータ残りますし、いわゆるブラックリストには載りますが、自己破産と違い家族にも迷惑をかけないように上手く隠し通す事が可能です。

毎日怯えていた取り立ての電話は一切こなくなります。

それだけで私は救われました。

人生を取り戻せると思いました。

里奈さん(37歳 主婦 女性 神奈川県)


里奈さんの借金内訳と債務整理後の状況

里奈さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:300万円
クレジットカード:
消費者金融:
アコム:50万円
プロミス:30万円
レイク:30万円
アイフル:30万円
武富士:50万円
ニコス:約120万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約8年

債務整理後の状況

残債務:250万円(利息はカット)
返済計画:(期間)約5年(返済)月々約4万円
債務整理に踏み切った理由:
債務整理は先輩の紹介で、もう生きた心地のしない生活に力尽きていたからです。
債務整理をした時期:2007年頃

人生をやり直させてくれた債務整理

職場でのイジメが原因で退職をした里奈さん。

次の職が見つかるまでは失業保険や貯金を切り崩しながら生活をしていましたが、イジメが原因で心の病気になってしまった里奈さんは働くことが出来ず、ついに貯金が底をついてしまいます。

お金に困った里奈さんはカードローンに手を出しますが、お金を返せるあてがなく、気がつけば借金は300万円に膨らんでしまっていました。

どうすることも出来ない状況の中、金融業の先輩に相談をした里奈さん。

その先輩のお陰で債務整理をすることになり、5年程かけて無事に借金を完済することが出来ました。

親身になって相談に乗ってくれた先輩には感謝しなければいけませんね。

借金という問題は一人で抱え込んでしまいがちですが、それだけでは決して解決することはありません。

解決のためにはそれなりの知識が必要です。

一人で悩まずに、勇気を出して身近な人や専門家にちゃんと相談をして、借金返済のために債務整理を行って欲しいと思います。