生活費をギャンブルにつぎ込み続けて借金290万円。生活保護と共に法テラスで自己破産を相談
snowさん(32歳 フリーランス 性別 大阪府)からいただいた債務整理体験談です。
借金やギャンブルとは無縁の生活を送っていたsnowさんでしたが、会社の部署異動をきっかけに周囲からパチンコを教えられてしまいます。
最初は付き合い程度でパチンコを楽しんでいたsnowさんですが、いつの間にか一人でもパチンコ店に通うように。
段々と自制心が薄れていってしまいパチンコで使うお金も増加。
生活費を賄うために消費者金融でも借り入れを行うようになります。
ある時、長期出張に行くことになったsnowさん。
領収書を出せばホテル代などの経費は出るようですが、それまでは自腹を切る必要がある状態。
親からお金を借りることがどうしても出来なかったsnowさんは、消費者金融からお金を借りて出張代を支払います。
最終的には出張手当としてお金は戻ってきましたが、そのお金をパチンコに使ってしまいました。
残った借金の総額は約290万円。
督促の電話が毎日のように鳴り響く生活が続き、snowさんは鬱状態に陥ってしまいます。
みんなの債務整理体験談メモ
お名前:snowさん(仮名)
性別:男性(32歳)
職業:フリーランス
地域:大阪府
債務整理方法:自己破産
借金の原因:ギャンブル、収入に見合わない浪費
債務整理時の借金総額:290万
苦しかった借金地獄からの脱却
これは私がギャンブルにより借金を始めてから自己破産に至るまでの話です。
短大を卒業し某大手企業に就職した私は、仕事始めは工場勤務でした。
この時は借金やギャンブル等とは縁が無く、職場でパチンコやスロット、お金の貸し借り等他人事のような存在でした。
しかし、工場勤務を始めてから4年、辞令により部署移動となりました。
その部署では付き合いでのパチンコなどが恒例となっており、そこで初めてギャンブルに触れました。
気がつくと、仕事仲間関係無く家の近所の店で1人で打つようになり、お金がお小遣いから生活費へと伸びていきました。
この時点で自制という物が出来なくなっていたと思います。
手を出してしまった消費者金融からの借金
そんな危ない橋を渡りながらの生活が続いたのと会社の立地が主要都市だったのもあり、アコムへと足を運びました。
その時はギャンブルでの出費がかさみ、生活費を工面するためという理由でした。
最初に借りた金額は10万、しかし出張手当が良かったのと、給料もしっかりと支払われていたためすぐに返済可能でした。
借り入れを始めてから1年未満、遠方への長期出張が決まりました。
長期滞在の為、ホテル代が馬鹿に高くかかりましたが、この時すでにアコムから満額借り入れした状況でお金をどう用意したらいいかと悩んでいました。
アコムは満額なため借り入れができませんし、金額も増額されて30万になっていました。
返済する金額も用意が必要でした。
多重債務生活の始まり
お金がないと移動の新幹線代も宿代も賄えません。
アコムでブレーキがかかっていましたが、すぐ隣にレイク(当時はALSAではない)がありました。
今思えば親から借りた方が何倍もマシだったんですよね…。
当時は目の前のお金をなんとかしなきゃと頭がいっぱいでそんな判断も出来ず、レイクで借り入れをしてしまいました。
20万円です。
この時は多重債務の認識は無く、トータルで50万円の債務があることも意識に浅かったです。
長期出張の手当はとても大きいものでした。
これを返済に充てたらというのが一般的な思考ですが、既にギャンブル依存性であった私には完全に私欲を満たす為のコストでしかありませんでした。
初めて借金をしてから3年、こんな生活を繰り返して負債は増える一方、自転車操業で約定返済額のみやっとという負のスパイラルに入っていました。
初めて使ったおまとめローン
2社から借金をし、内に源泉徴収表を提出することで更なる増額で首が回らなくなっておりました。
この時、世間では債務整理の話が広まっており、サラ金もおまとめローンにて返済に余裕を持たせることが一般となっていました。
そこで負債を軽くするために近くにあったプロミスのATMにておまとめの手続きをしました。
この時の金額は覚えておりませんが、月あたり最低4万近くの入金が必要なまでになりました。
そこで更なる失敗をしてしまいます。
おまとめで一度返済したアコムやレイクからまた借りてしまったのです。
鬱状態になり破産へ一直線
借金をしてから4年、首が回らなくなったので返済も遅くなり、仕事中でも平気で督促の電話が鳴っていました。
更に当時の私は、内外的に厳しい環境での仕事を任されており、業務中もプライベートも自分が無い状態でした。
度重なるストレス、プレッシャーから身体が痙攣し、そこで初めて鬱になったことがわかりました。
会社を休職することとなり、暫くは傷病手当金で生活しておりましたがすぐに無くなりました。
傷病手当金を使いきり、無い袖はふれない状態となりました。どうしたらいいのか模索していたら、生活保護で生活面はなんとかなることがわかりました。
生活保護を申請するにあたって、役所の方々から冷たく扱われたり、強く言われたりしました。
今思えばだらしのない金銭管理、言われても仕方ないことです。
なんとか生活保護の申請は通してもらい、一月分の生活費はなんとか工面できました。
ですが、返済や督促は収まっておりません。
役所の指示で法テラスへ相談
生活保護が通ったあたりで、役所の職員から法テラスで債務整理するように指示がありました。
生活保護を受けている間は弁護士費用もかからないため、この期を逃すと私だけではなく周囲にも迷惑がかかることから法テラスへ直ぐに向かいました。
法テラスで弁護士に相談したところ、借金をした経緯、用途、返済額等の質疑応答の結果、自己破産することとなりました。
この時から弁護士より各会社へ通達が行き、それからの返済の必要は無くなりました。
この時点で借り入れ額は290万と最初に借りた額や目的とはかけ離れた金額へと膨らんでいました。
自己破産を通じて感じた反省点やアドバイス
この話は私が20代の頃に経験した話です。
振り返れば振り返るほど、理不尽で計画性のない借り方をしていたと思います。
また、破産によって返済義務の消えた会社様へは申し訳ないことをしました。
今借りていて返済に困っている方、一人暮らし、アパート暮らしで生活保護を受けて下さい!
特に自己破産は銀行なら7年、消費者金融なら5年の傷が残り、再生するために多大な時間がかかります。
このままズルズルと引きずるよりはいっそ開き直った方が良いこともあります!
snowさん(32歳 フリーランス 男性 大阪府)
snowさんの借金内訳と債務整理後の状況
snowさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。
借金内訳
借金総額:290万
消費者金融:
アコム:30万円
レイク:20万円
プロミス:240万円
借金開始から債務整理着手までの期間:約6年
債務整理後の状況
残債務:0円
返済計画:自己破産のため免責
債務整理に踏み切った理由:
区役所の職員が道を示してくれた
債務整理をした時期:2018年8月ごろ
借金が原因で生活が破綻してしまった男性の自己破産体験
会社の部署異動先で知り合った仲間からパチンコを教わってしまったsnowさん。
今まではギャンブルとは無縁な生活を送っていた反動か、パチンコにのめり込んでいってしまいます。
負けが続いてしまった結果、自制心失われていまい生活費もパチンコにつぎ込むような状態に。
そんな生活が続き、生活費もままならなくなってしまったため消費者金融で借入を行います。
最初は少額の借入でしたが、次第に複数の消費者金融から借金をするようになっていきます。
ある時、長期出張をすることになったsnowさん。
出張期間中の費用を捻出するために更に消費者金融からお金を借りてしまいました。
多額の出張手当は出ましたが、その手当はギャンブルに消えていきます。
次第に返済が遅れるようになっていき、督促の電話に怯える日々を過ごすようになってしまいました。
ストレスから仕事にも影響が出てきしまい、会社を休職することになり、最終的には生活保護を申請することになってしまいます。
しかし、市役所の担当者の方に法テラスを教えてもらい、借金の相談をすることにしたsnowさん。
無事に自己破産をすることが出来たので、借金から開放されることになりました。
ギャンブルにハマり、生活費をつぎ込むようになってしまうと、債務整理を行うことになる可能師がグっと高まります。
そして返済が遅れていくようになり、督促のストレスから心を病んでしまう方は非常に多いようです。
今回は市役所の方の助言で自己破産をすることが出来ましたが、二度と同じ過ちを繰り返さないように気をつけて欲しいですね。
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