衝動的に繰り返す買い物依存が原因で借金120万円。多重債務者となり任意整理した実体験談

2019年4月16日

なつおとさん(39歳 派遣社員 男性 東京都)からいただいた債務整理体験談です。

出費があるとカードローンに頼ってしまう、なつおとさん。

衝動買いの癖があり借金がどんどん増えていくのに、仕事は長続きがしません。

在籍確認されたカード会社からの借入れはストップされてしまいます。

なのに、また別の会社からカードローンをしてしまうなつおとさんの借金は120万円になっていました。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:なつおとさん(仮名)
性別:男性(39歳)
職業:派遣社員
地域:東京都
債務整理方法:任意整理
借金の原因:生活費(主に家賃未払い)
債務整理時の借金総額:120万円

買い物依存症になってしまい借金120万円

カードローンに頼ってしまう性格を直し真面目に返済の事だけを考えたい

2012年にアコムより最初の借金をしました。

借入額は派遣社員で属性が低いので最初は10万でしたが、返済が良好でしたので直ぐに増額出来ました。

30万まで融資枠を設ける事が出来ました。

その後、急な出費が必要になった為、アコムに増額申請するも断られました。

切羽つまった私はプロミスに申し込みました。

無事審査は通過しました。

但し、初回の融資枠はアコム同様低く5万円でした。

此方も返済が良好だと直ぐに増額してくれるので、一気に100万まであがりました。

衝動買いの癖がありカードローンに頼ってしまう

それでも、その時は急な出費は必要なかったんですが、私は意思が弱い人間なのでその性格が災いしてか、その時全く必要ない衝動買いをしてしまいました。

洋服が好きなので1着5万以上する服、食事代も1日で2,000円とか一人暮らしでは常識外れの金額を使いました。

音楽が好きなので、好きなアーティストのライブDVDも全部購入しました。

いくら好きなアーティストでも全部揃える必要はないと今になって反省しています。

借金でその生活は絶対に将来を苦しめるとはわかっていても、どうしても手を出してしまいました。

これは自分でも借金依存症という病気なんだと思います。

ストレス溜まるとすぐ衝動買いをしてしまいます。

それで、仕事が正社員で安定していればまだ救いようがあるかもしれませんが、仕事はちょっと嫌な事があると会社を休んじゃいます。

いざとなったらカードローンに頼ればいいやと言ういい加減な性格が駄目だと、自分でもどうしようもないと自覚しています。

仕事をしておらず借入がストップ

結局転職を何度も繰り返し、その間当然給料は貰えない訳で、お金の管理もしていないので、家賃を払ったらプロミスの枠を全部使い切ってしまいました。

その後、アコムで借りようとしたら、借入が勝手にストップしていました。

すぐにアコムに問い合わせたら、定期的に勤務先に在籍確認をしているようで、在籍の確認が取れなかったので一時的にストップしてしまいました。

ここで初めて、自分の行った行為が人間として欠陥していることを実感しました。

収入証明書を出せば借入再開は可能と言われ、収入証明書を出しましたが、給料が少ない為増額は出来ませんでした。

2015年からは返済のみの生活が続きました。

また別のカードローンに手を出してしまい自転車操業に

偶然ですが、この時期ちょうど銀行のカードローンに携わる仕事をしていた為、カードローンに関する知識は自然とついて来ました。

消費者金融に比べて銀行系カードローンの方が金利が低い事、消費者金融は年収の3分の1までしか借入出来ませんが、銀行系カードローンは総量規制対象外の為、年収の3分の1じゃなくても審査さえ通過すれば借入可能だという事は知っていたので、2016年、ソニー銀行に申し込みました。

審査は無事通過しました。

ただ、やはり最初の借入額は10万と、希望する額よりは大幅に低い事がネックでした。

この時点で3社からの借入と言う事で、立派な多重債務者になりました。

完全に自転車操業です。

返済に関しては、ソニー銀行が2,000円でアコムが6,000でしたので少なく感じますが、プロミスが23,000円する事と、月に3回返済しなきゃいないというプレッシャーと常に闘っていました。

プロミスはやはり返済金額が高い事もあって、去年くらいから1カ月延滞は頻繁に発生しました。

その度にプロミスから電話があり、オペレーターの方から厳しいお言葉も頂きました。

自分でも不甲斐ないと思っています。

法務事務所に相談し任意整理を依頼しました

そして、2015年以降転職が何度もあって、収入も安定しない事から返済もいよいよ限界に達し、苦渋の決断ではありますが任意整理を決意しました。

こがわ法務事務所に依頼したのは、診断テストをしていたら勝手にこがわ法務事務所に結果が伝わり、電話が来たので、自宅の近くに事務所がある事もあって、思い切って相談しにいきました。

担当者は親身に対応して下さり、借金生活でボロボロの精神状態になっている私に対して、親切に色々と事細かく説明してくれました。

任意整理なので、返済自体は変わらず行わなければなりませんが、利息は全てカットされ月々の返済が少し減ったのと毎月振り込むのが1か所だけというのは手間が減り、精神的にはだいぶ楽になりました。

これからは真面目に働き、真面目に返済だけの事を考え、浪費はしないように気をつけます。

なつおとさん(39歳 派遣社員 男性 東京都)


投稿者さんの借金内訳と債務整理後の状況

投稿者さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:120万円
クレジットカード:
なし
消費者金融:
アコム:25万
プロミス:85万
ソニー銀行:10万
借金開始から債務整理着手までの期間:6年

債務整理後の状況

残債務:100万円
返済計画:(期間)3年~4年(返済)月26,000円
債務整理に踏み切った理由:
月々の返済が出来ず2カ月滞納し、返済が出来なくなってしまった。
債務整理をした時期:2018年3月

借金依存症から抜け出すきっかけになった債務整理

衝動的な物欲を抑えることができずに、無駄な浪費を繰り返していたなつおとさん。

借入額の限度額を迎えると、新しい消費者金融に借り入れをするということを繰り返し、借金の総額は120万円にまで膨れ上がってしまいます。

更に、まともに働いてはおらず、嫌なことがあるとすぐに仕事を辞めてしまう性格のため、転職を何度も繰り返していました。

安定した収入も無いため、借金の返済はどんどん苦しくなり、返済も遅れがちになっていたなつおとさん。

精神的にもボロボロの状態の時にたまたま行った借金の診断テストをきっかけに債務整理をすることになります。

なつおとさんは、任意整理が認められたことで借金返済の大きなプレッシャーから開放されたようです。

未だに返済は続いているようですが、もう浪費をすることなく完済に向けて前進してほしいと思います。

借金依存症・買い物依存症・ギャンブル依存症など、お金に直結する人生を破綻させる依存症が存在します。

依存症は自力では回復は難しいうえに、最悪な状況になるまで自覚すら出来ない場合が殆どです。

他人から指摘されたり、自分で少しでもそういった依存症だと自覚した場合は、すぐに精神科や心療内科に相談することをオススメします。