DV離婚後の生活費のために借金200万円。利子が膨らみ返済できなかった私の自己破産体験談

ヒロミさん(44歳 女性 コンビニアルバイト 愛知県)からいただいた債務整理体験談です。

離婚による引越しの費用が出せず、貸金業者の無人機から50万円を借りたヒロミさん。

返す当てもなく、どんどん利子が膨れていきます。

仕事もうまく行かず辞めてしまい、家賃滞納で退去させられることになったヒロミさんは、前とは違う貸金業者で借金をしてしまいます。

コンビニのアルバイトを始めたものの借金を返す事は出来ず、体調不良で入院。

退院したときには、借金は数百万になってしまっていました。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:ヒロミさん(仮名)
性別:女性(44歳)
職業:コンビニアルバイト
地域:愛知県
債務整理方法:自己破産
借金の原因:生活費
債務整理時の借金総額:200万円


仕事もうまく行かず膨れ上がった借金200万円を自己破産で清算できました

アルバイト先で出会った男性と結婚しました。

男性は結婚前は優しかったのですが、結婚をしたとたんに豹変しました。

些細な事で怒り、私に暴力を振るうようになったのです。

生活費も一切入れて貰えず、旦那の暴力におびえる生活をしていました。

離婚を申し入れていましたが、中々承諾して貰えませんでした。

しかしその後旦那に新しい彼女が出来て、あっさり離婚をして貰えました。

私が家を出る事になったのですが、貯金がなく借金をして引っ越し費用を捻出しました。

借金もどこで行えば良いか分からなかったのですが、自宅近くに貸金業者の無人機があったので利用しました。

とにかく引っ越し費用と新しいアパートの入居費用が必要でしたので、50万円を借りました。

仕事がうまく行かず助けてもらえる人もいませんでした

数日間は利子が付かないという事で何とか早く返したかったのですが、返す当てもなくどんどん利子が膨れていきました。

私は何の資格も持っていないので、生活費を捻出する為に工場で働き始めました。

しかし工場の人間関係は厳しく、酷い嫌がらせにあう様になりました。

些細なミスでも皆の前で怒鳴られたり、理不尽な事が多く遂に半年で工場を辞めてしまいました。

工場を辞めると、途端に生活が苦しくなりました。

ガス代や電気代も払えなくなって、遂に止められてしまいました。

冬だったので、暖房をつけることも出来ずに寒さで震えていました。

家賃も滞納するようになり、来月払えなければ退去しなければならない事を伝えられました。

両親は既に他界しているので、助けて貰える人もいません。

そして、再び借金をする事になったのです。

体調も悪く借金は膨れるばかりで追い詰められてしまいます

前とは違う貸金業者で借金をしました。

借金したお金で家賃や光熱費の費用を払い、何とか退去せずに済みました。

その後コンビニのアルバイトが決まり、働き始めました。

しかし給料は安く食べていくのがやっとで、とても借金を返す事が出来ません。

借金を返すどころか体調を壊したことでアルバイトを休みがちになり、借金を重ねていったのです。

病院に行き体調が良くなった時には、借金が数百万円に膨れていました。

もうとても返す事は出来ません。

借金返済の催促の電話が頻繁にかかってくるようになり、手紙も頻繁にポストに入っています。

精神的にも苦しくて、追い詰められていきました。

友人に弁護士の所へ行ったらどうかと勧められましたが、とても相談できるお金はありません。

離婚後の引っ越し代・生活費を工面するために借金200万円

無料相談できる弁護士事務所を知りました

そのような時テレビで偶然、無料で相談できる弁護士事務所がある事を知りました。

門前払いを覚悟で、弁護士事務所に行ってみる事にしました。

弁護士の方は親身になって相談にのってくれたので、有難かったです。

「自己破産の申し立てをしたらどうか」と言われたので、行う事にしました。

しかし説明を聞くと、揃えなければならない書類が多くて驚きました。

とても自分では出来ないと思い、弁護士費用が心配でしたが全てをお願いする事にしました。

弁護士費用は分割でも良いという事なので、安心しました。

弁護士の方に書類を揃えて貰い、地方裁判所に自己破産の申し立てをしました。

私は1度裁判所に呼ばれたので行きました。

そこで様々な質問を受けました。

免責許可が下りた時涙が止まりませんでした

直ぐに結果が出ると思っていたのですが、結果が分かるのは数か月かかるという事でした。

不安な日々を過ごしていましたが、借金取り立ての電話がなくなったのでかなり精神的に楽でした。

2か月程で弁護士の方から連絡を貰いました。

無事に免責許可が下りたという事です。

それを聞いた時に、本当にほっとして涙が止まりませんでした。

数百万円の借金を全て返さなくても良くなったのです。

これからは正社員の位事を探して頑張って働くつもりです。

弁護士費用も頑張って返していくつもりです。

人生をやり直すチャンスを貰えて本当にありがたいです。

ヒロミさん(44歳 女性 コンビニアルバイト 愛知県)


投稿者さんの借金内訳と債務整理後の状況

投稿者さんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:250万円
消費者金融:
プロミス:50万円
アイフル:150万円
借金開始から債務整理着手までの期間:3年

債務整理後の状況

残債務:自己破産の為0円
返済計画:なし
債務整理に踏み切った理由:
借金滞納の為
債務整理をした時期:2017年6月1日

人生をやり直すチャンスをくれた自己破産という制度

ご主人からの酷いDVが原因で離婚をすることになったヒロミさん。

なんとか離婚はできましたが、その後の生活のために消費者金融で借金をしてしまいます。

最初は利息がつかないという点に魅力を感じて借金をしたわけですが、数日のうちに返せるわけもなく、利息により借金の金額は膨れ上がっていきます。

その後、仕事を始めますが職場でのイジメや体調不良が原因で満足に働くことができず、仕事に復帰できたときには借金の総額は200万円以上という大きな金額になってしまいました。

自力では返済が不可能だと感じたヒロミさんは、無料で相談できる弁護士事務所へ行き、そこで自己破産をすすめられます。

手続きの複雑さから自己破産も自分一人の力ではできないと判断したヒロミさんは、相談をした弁護士事務所での手続きを依頼することを決意します。

その後は弁護士の指示通りに裁判所へ行き手続きを行い、無事に自己破産が認められ、晴れて借金生活から抜け出すことに成功しました。

無事に自己破産認められ、新しい人生をスタートすることができて本当によかったですね。

ヒロミさんの場合、全ての始まりは結婚の失敗でした。

本来であれば、有責であるご主人から慰謝料などをとれる案件ではありますが、法律の知識が無い・弁護士を利用するということが別世界に感じていたことで、慰謝料請求もできなかったのだと思います。

債務整理という制度自体もそうですが、法律の知識というのは非常に大切です。

あなた自信を守る大きな力になるのが法律ですが、この知識が無いと損をすることは多いです。

「権利の上に眠るものは保護に値せず」という言葉があります。

法律は当たり前のように存在しているあなたを守る力ですが、法律を知ろうとせず、何も行動を起こさない者には法律の持つ恩恵が与えられません。

今後はしっかりと法律も学び、問題が起きたい際には専門家の力をどんどん頼るようにして欲しいと思います。