ギャンブルや夜遊びが原因で借金400万円。自己破産が出来ず任意整理した体験談

2018年11月7日

さがらさん(31歳 会社員 男性 千葉県)からいただいた任意整理体験談です。

大学生の頃までは勉強漬けの毎日で、真面目だったというさがらさん。

就職を機に、ギャンブルや夜遊びを覚えて一気にお金遣いが荒くなっていき、手取り30万のお給料をガールズバーで月に20万円程使うような生活が続いていきます。

お給料も1週間で使い果たすことも増え、同僚に教えてもらい安易にカードローン・街金に手をだしてしまいます。

いつの日か気づけば借金は400万円という大きな金額になってしまいました。

みんなの債務整理体験談メモ

お名前:さがらさん(仮名)
性別:男性(31歳)
職業:会社員
地域:千葉県
債務整理方法:任意整理
借金の原因:ギャンブル、夜の遊び
債務整理時の借金総額:400万円ほど


カードローンで借金をして任意整理をするまでの道のり

20代後半になりますが、ギャンブルや深夜の遊びで作った借金がまともに返済できなくなり、任意整理をした経験があります。

よくギャンブルや深夜のお店で遊んでいるのは、だらしない男性のイメージが強いですが、自分の場合は学生時代まではとても真面目な人間でした。

学生時代は彼女も作らずに勉強ばかりしていたので、その成果もあって現役でいい大学にも入学できました。

大学時代ほとんど遊ばずに、卒業後はいい会社に入ることもできましたが、それからギャンブルや深夜の遊びを覚えてしまい、一気に金遣いが荒くなったような気がします。

真面目に過ごしていた反動で夜遊びにのめり込み・・

今までほとんど遊びもしないで真面目にやっていた反動だと思います。それからは借金をしてまで遊ぶようになってしまいました。

毎月の手取りは30万円くらいでしたが、深夜にはガールズバーなどで飲み歩き休日はパチンコや競馬に行くような生活を続けていたので、あっという間に給料ではお金が足りなくなりました。

独身で扶養する家族もいないのに、給料を貰って1週間くらいで、手持ちのお金が底を突く事も珍しく無かったです。

彼女でもいれば、もう少しプライベートが充実していたかもしれませんが、学生時代に同じクラスの子と会話すらした事がない自分には、社会人になっても恋愛のハードルが高すぎました。

女性とまともに話すのは通っていたガールズバーくらいで、それ以外で女性と話す機会はほとんど無かったです。

そのせいかガールズバーにはかなりの頻度で通っていて月に20万近く使うことも珍しく無かったです。

パチンコや競馬もかなりやっていましたが、賭才のない自分は明らかに負けることが多く借金はどんどん増えていきました。

ギャンブルや夜遊びが原因で借金400万円

無人契約機で誰にも会うことなく、在籍確認で借り入れできる気安さ

お金に困っていた時に同僚にカードローンの事を教えてもらい、それが初めての借金でしたが、アコムやレイクなどの無人契約機を使えば、誰にも合わずに簡単にお金が借りられるので最初は少し驚きました。

無人契約機で担当のオペレーターと少し話して、在籍確認後には30万くらいを簡単に借りられました。

消費者金融の利息は、当時20パーセントくらいでした。

ただ、最初の月は無利息サービスがあるので、その間に完済すれば金利も取られずにお金を借りることができます。

当時の自分は無利息の内に全額返済するような事を考えていましたが、ギャンブルや夜の遊びに夢中になっている自分にはそんな事もできる訳がなく、返済は毎月決まっている最低返済額のみでした。

それからカードローンは合計で4社から借りて街金などからも50万円ほど借りました

借金は一番多かった時で総額400万円くらいだったと思います。

返済が遅れた場合にカードローンは親切なオペレーターが優しい口調で

「いつまでに返済できますか?」
「今月の返済は無いようですが?」

と聞いてくるだけでしたが、街金だと結構怖い口調で催促の電話をかけてきました。

そのせいか自分の場合は街金の方を優先的に返済していったような気がします。

闇金のような違法金利ではありませんが、街金は有名な消費者金融などに比べて、どうも柄が悪い印象が強かったです。

自己破産が出来ず任意整理に

しかし総額400万円の借金は月収が30万円前後の自分にはどうしても完済ができずに悩んでいました。

流石にこの頃は本当に自分のやってしまった事に後悔していて、ギャンブルや夜の遊びは控えていましたが後の祭りです。

自己破産も考えましたが、法律相談所に相談に行った時には、自分のような「ギャンブルや夜の遊びで作った借金で自己破産は難しい」事を教えられて、資格制限がなく財産を維持できる任意整理の方を勧められました。

専門家に任意整理をお願いする場合は、かなり費用がかかるイメージでしたが、着手金は3万円くらいで基本報酬は8万円くらいでしたので、思ったよりもずっと安い金額で済みました。

自己破産と違って借金が免除されるわけではありませんが、貸金業者との協議により借金を減らしてもらったので返済は大分楽になりました。今後はギャンブルや夜の遊びは控えて真剣に返済していこうと思います。

さがらさん(31歳 会社員 男性 千葉県)


さがらさんの借金内訳と債務整理後の状況

さがらさんの借金の内訳と債務整理を行ったことでどのように状況が好転したかを見てみましょう。

借金内訳

借金総額:400万円ほど
クレジットカード:
セゾン:30万円
消費者金融:
アコム:100万円
プロミス:50万円
レイク:70万円
モビット:50万円
楽天:50万円
それ以外
街金:50万円
借金開始から債務整理着手までの期間:5年ほど

債務整理後の状況

残債務:320万円
返済計画:(期間)4年2か月(返済)月7万円
債務整理に踏み切った理由:
月々の返済が難しくなり完済は無理だと思って
債務整理をした時期:2016年2月頃

ギャンブルや風俗での借金は自己破産が出来ずに任意整理に

社会人になり、まとまった給料が入ったことで夜遊びやギャンブルを覚えてしまったさがらさん。

1週間で給料全額を使い果たしてしまうほど、浪費生活を続けていました。

同僚からカードローンの存在を教えて貰ったさがらさんですが、毎月借金を重ねていき、最終的な借金は400万円を超える大きな金額になってしまいます。

毎月最低金額の返済は続けていたさがらさんですが、400万円という借金は大きすぎたため自己破産することを検討します。

しかし、専門家に相談へ行ったところ、ギャンブルや風俗での借金は自己破産認められないと言われてしまい、任意整理という形で借金を返済することになりました。

任意整理の手続きの報酬は予想よりも低く、さがらさんには朗報となりました。

現在も借金を返済しているということですが、地道に完済まで頑張って欲しいと思います。

自己破産は法的に認められた人生を再生するための方法です。

しかし、さがらさんの体験談にもあったように、自己破産が認められない場合もあります。

ギャンブルや風俗での借金は身から出た錆という部分が大きいため、しっかりと返済する必要があるようですね。

今後は、夜遊びやギャンブルは控え、身の丈にあった生活を心がけて欲しいと思います。